よもやま茶飯事

心に浮かんだことを書き綴ります

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

枕草子・第4段 同じことなれども

枕草子・第4段は言葉について書かれています。とても短い段です。 第4段 同じことなれども 同じことなれども 聞き耳ことなるもの同じ内容には違いないものの、聞いた感じが異なるもの 法師のことば 男のことば 女のことば法師の言葉、男の言葉、女の言葉

徒然草 第2段 いにしえの聖の御代の

第2段 いにしえの聖の御代の 徒然草の第2段は、「政治のカネ」を巡るお話です。今も昔も人の上に立つ人間は質素倹約が求められるようです。 いにしえの聖(ひじり)の御代(みよ)の政(まつりごと)をも忘れかつての聖天子の時代(※)の政治も忘れ ※貴族…

枕草子・第3段 正月一日は(後半)

枕草子・第3段「正月一日は」の後半では、自然の情景を織り込みながら、新春から3月3日の節句、そして4月の賀茂の祭にかけての行事や人々の様子が描かれます。第3段の前半はこちら 正月一日は (後半) 除目(じもく)の頃など 内わたり いとおかし人事…

枕草子 第2段・第3段 頃は正月・正月一日は

枕草子の第2段は短く、次の第3段と一続きになっています。第1段の「春はあけぼの」に続き、新春の出来後が描かれます。第3段は長いため、前後半に分けてお届けします。 第2段 頃は正月 頃は正月、三月、四月、五月、 七、八、九月、十一月、二月時節と…

「90歳。何がめでたい」を読んで、強く生きよう

作家の佐藤愛子さんの本を読む。雑誌の女性セブンに連載されたエッセイをまとめた一冊だ。 本が書かれた当時、佐藤さんは93歳、「お元気でなによりですねぇ」と言われそうだが、本のタイトルは「90歳。何がめでたい」・・・何やら挑戦的だ。

徒然草 序段・1段 つれづれなるままに

序段 つれづれなるままに つれづれなるままになすこともなく、もの寂しさにまかせて 日暮らし 硯に向かいて終日、硯に向かって、 心に映りゆく よしなし事を心に映りゆく、つまらない事を そこはかとなく 書きつくればとりとめもなく、書きつけていると あや…