よもやま茶飯事

心に浮かんだことを書き綴ります

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

枕草子・第8段+第9段

第8段は四季折々の風情を描いた短い一段。それに続きさらに短い第9段が続きます。 第8段 正月一日、三月三日は 正月一日 三月三日は いとうららかなる正月一日、三月三日は、とてもうららか 五月五日 曇り暮らしたる五月五日の節句の日(※)、一日中曇り …

徒然草・第7段 あだし野の露

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という諺の通り、あまり長く生きるのもの考えものなのかもしれません。 7段 あだし野の露 あだし野の露 消ゆる時なくあだし野(※)の露は、消えることなく ※京都・嵯峨野の奥にあった墓地 鳥部山(とりべやま)の煙 立ち去ら…

枕草子・第7段 上に候ふ御猫は その2

宮中で飼われていた犬の「翁まろ」は、帝が可愛がっているネコを襲った罪で追放されます。清少納言たちは「翁まろ」はどうなってしまったのか気になっていると、一匹の犬が現れます。 第7段のその1はこちら 第7段 上に候ふ御猫は 2/2 暗うなりて 物食わせ…