よもやま茶飯事

心に浮かんだことを書き綴ります

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

枕草子・第6段 「大進生昌が家に」 その2

中宮・定子が住まいを平生昌(なりまさ)の屋敷に移された日の夜、疲れた清少納言たち女房が眠っていると、平生昌が密かにやって来ます。何やらよからぬ目的があるようです。 第6段 大進生昌が家に 2/3 同じ局に住む若き人々などして同じ局に住む若い女房…

枕草子・第6段 「大進生昌が家に」 その1

清少納言が仕える中宮・定子は出産のため、住まいを平生昌(なりまさ)の屋敷に移されます。清少納言も同行しますが、到着するや否や、生昌との間で丁々発止のやりとりが繰り広げられます。この段は長いため3回に分けてお送りします。 第6段 大進生昌が家…

徒然草 第4段・第5段

徒然草の第4段「後の世の事 心に忘れず」はとても短いため、第5段「不幸にして愁に沈める人の」と合わせて掲載します。 第4段 後の世の事 後の世の事 心に忘れず後の世の事を、心に忘れず 仏の道 うとからぬ 心にくし仏の道について、疎くならない生き方…

枕草子 第5段 思わむ子を法師になしたらむこそ

枕草子の第5段は法師について書かれています。清少納言が捉えた当時の僧侶とは、どのような存在だったのでしょう 思わむ子を法師になしたらむこそ 思わむ子を 法師になしたらむこそ 心苦しけれかわいい子を、僧にするのは、心苦しいものである ただ木の端な…

徒然草 第3段 万にいみじくとも

徒然草の第3段は「万(よろず)にいみじくとも」。すべてに優れていても、色恋に縁遠い男は物足りないと兼好法師は説きます。 第3段 万にいみじくとも 万(よろず)に いみじくともすべてに優れていても 色好まざらん男は いと さうざうしくひたむきな恋心…