よもやま茶飯事

心に浮かんだことを書き綴ります

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然草・第11段 神無月のころ

兼好法師は山里にひっそりと暮らしている人を訪ねます。落ち着いた風情のある暮らしぶりに感心していると、残念な光景を目にします。 第11段 神無月のころ 神無月のころ 来栖野(くるすの)という所を過ぎて初冬の陰暦10月の頃、来栖野(※)という所を通って…

枕草子・第21段 清涼殿の丑寅の隅の 第4回 最終回

第4回・最終回は、前回に続き中宮・定子のお話の続きから始まります。村上天皇と宣耀殿の女御である藤原芳子とのエピソードです。村上天皇は一条天皇の祖父にあたり、藤原芳子は中宮・定子から見ると曽祖父の弟の娘にあたります。 清涼殿の丑寅の隅の (4/4…

枕草子・第21段 清涼殿の丑寅の隅の 第3回

第2回の段では、中宮・定子は一条天皇の御前で女房たちに対し、今すぐ思いつく和歌を書くように命じていました。その後、この第3回の段では、和歌の上の句を読み上げ、その続きを答えるようにという試験を始めます。清少納言たち女房は帝の御前ということ…