よもやま茶飯事

心に浮かんだことを書き綴ります

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

枕草子・第26段「にくきもの」(第1回 / 全2回)

枕草子・第26段は「にくきもの」(憎らしいもの)。ここでは似合わない、不釣り合いなものを憎らしい、いまいましいとして取り上げています。清少納言の観察眼が光ります。長い段のため、2回に分けて掲載します。 第26段 にくきもの にくきもの憎らしいもの…

徒然草・第14段 和歌こそ なお おかしきものなれ

徒然草の第14段は、和歌についての兼好法師の自論が展開されます。平安時代の人が読んだ和歌は今(鎌倉時代)に比べて、もっと素直で安らかで、歌の姿も清らかで、趣も深いと述べています。 第14段 和歌こそ なお おかしきものなれ 和歌こそ なおおかしきも…